Ultima GTR 修理完了

約一ヶ月前に箱根ターンパイクの入り口で不動になってしまったUltimaGTR

原因はスターター周りのギアの磨耗

預けていたお店から、修理が終わったとの連絡がありました。

不動の原因はエンジンを始動させるスターターのピニオンギアとリングギアが削れてしまっていた為でした。

これによりスターターのモーターの回転がエンジン側に伝わらず、エンジンが燃料(ガソリン)を圧縮、燃焼させることができなくなっていました。

納車してすぐに立ち往生したときにクランキングで路肩に寄せたり(教習所で習う踏み切りから脱出するアレ)したのでスターターに無理させた心当たりはありました。

ガソリンが燃えてくれない事にはエンジンは掛かりませんので、いくらスターターが回っていても始動できるはずもなく、どのみちレッカーは避けられなかったようです。

部品は英国に発注

入院して数日で原因は判明しました。修理する以外の選択肢は無いので早速、部品を探します。

最初は国内に同じ部品が有るか探してもらったのですが見つからず、Ultima本社に問い合わせたら「有るよ」とのことで手配してもらいました。ちなみに日本にできた代理店にも問い合わせたそうですが応答は無かったとのことです……

そこからは部品到着まで待つ事になるのですが昨今のコロナ騒動もあり、いまいち納期が掴みきれない状況でしたが結局のところ約一ヶ月と思っていたより早く届きました。

段ボール箱にUltimaのテープで、一目でどこから来たのか分かります(笑)

頼んだのはスターターモーターの新品の画像はありませんが破損したほうのは、

スターターモーター全体

思ったよりも小さくて、これで7リッターエンジンのクランクを回すのか、というのがぱっと見ての印象。

ピニオンギア

ピニオンギアの磨耗状況。銀色に光っているところが削れてしまった箇所。

ピニオンギアが嚙み合うリングギアも磨耗していて、山の一部分が低くなっていました。

ピニオンギアの磨耗した箇所とリングギアの山が低くなった箇所が合わさる事でピニオンギアが空転してしまい、エンジンにスターターの力が伝わらなくなったのが原因。

以上の点を交換した部品の現物を用いて、メカニックの方が丁寧に説明してくれました。

今回の記念にスターターモーターとリングギアは持ち帰る事に。画像は自宅に戻ってから撮影したものです。

そのまま帰宅ではなく寄り道することに

説明の他にもいろいろと勉強になる話をしていただいた後、お店を後にします。

この季節、炎天下ではまたパーコレーションで止まってしまう恐れがあるので引き取りに伺ったのは夕方でした。

真っ直ぐ帰宅しても良かったのですが折角、関東地方まで出てきたので夜が有名でもある首都高を走ろうと東京まで足を伸ばす事にします。

まずは前回も訪れた大黒パーキングを目指します。保土ヶ谷バイパスからの湾岸線という同じ道を選ぶつもりが、前回すんなり行けたので油断していたせいで横浜新道に乗ってしまいました。さいわい横浜新道からも大黒パーキングに繋がっていたので事なきを得ましたが。

土曜日の夜ということで大黒パーキングは賑わっていていました。ただ、普通車用スペースが満車ではなさそうだったので今回はそちらに駐車を試みる事に。

中盤から後方のスペースは知り合い同士がまとまって集まっているようで、小心者の自分はそこに突っ込んでいく勇気はありませんでした。ビビリながら進んでいたところ、気が付いたら一番前の列まで来ていて、もう入っていくしかありません。

最初に現れた空きスペースにクルマを入れたら最前列のど真ん中でした(汗)

最前列のど真ん中

入れてすぐ出て行くのも恥ずかしいので開き直って休憩することにします。

GTRサイド

前回は行けなかった辰巳第一パーキングにも行ってみたかったのでそちらが閉鎖されてしまう前に大黒を出発します。

都会の夜景を堪能しながら慎重に進み、なんとか辰巳第一パーキングに到着しましたがかなり混雑しています。空いていたスペースに駐車できたのですがほぼ満車状態。

辰巳での一枚

時間が遅かったのでやって来た証の写真を撮っているうちに警察がきてパーキングは閉鎖されてしまいました。閉鎖という処置には思うところはありますが、マナーの悪いクルマも見受けられたので致し方ないとも感じました。

追い出された後は環状線を経由して横浜方面に向かい、保土ヶ谷バイパスから東名高速に。

ただ、さすがに疲れてきたので日付が変わる頃、海老名サービスエリアに入って少し仮眠してから翌日の早い時間に出発する事にしました。

汗だくになりながらの運転でしたが、やはり好きなクルマでドライブするのは楽しかったです。