十一月は久しぶりにUltimaを稼動

九月十月とGRスープラばかりに乗っていましたが実は、Ultima GTRは七月から避暑がてら工場に入庫していました。

今回はいつもの故障しての修理入庫ではありません。初めてのカスタム目的のパーツ製作での入庫で、カスタムとして定番中の定番の社外マフラーです。もちろん既製品などありませんのでオーダーメイドのワンオフ製作になりました。

純正マフラーも悪くはないのですが、排気効率や音を考えるとまだまだ改善の余地はあるものでした。
せっかく依頼して製作してもらうのですから自分の考える理想を形にしてもらいます。

自分の求める仕様は、

  1. 軽さを重視してチタン製で。ちなみに純正の材質はスチールです。
  2. 消音機を通る消音性能重視のサイレントモード(ノーマルモード)と排気効率重視のストレート排気のスポーツモードを切り替え可能に
  3. より高い消音性能を求められた時のために純正?のバッフルを使えるように
  4. マフラー出口は装飾性を排してパイプ切りっぱなしでチタンならではの焼き色は付けない。

の四点です。1が絶対で2~4は無理そうなら諦めます。

仕様をハッキリさせた後は製作してもらえるところを探します。今回はチタンで切り替え式のワンオフマフラーを製作していて、しかも変わったクルマでの実績があるところにお願いしました。

材質にチタンを選択したからには当然、高額になりますが、妥協して後悔するのは嫌なので予算上限に達するまでコストは二の次です。幸いにも求める四点は予算的にも実現できそうなのが分かり、正式に製作を依頼して先方の都合がつくのを待って入庫させたのが七月でした。

そこから作業の順番待ちがあり、変態クルマ特有のすんなりいかない色々があり完成したのが十一月の終わり頃でした。

待ちに待った連絡にもちろん次の休みに引取りに行きます。

そして完成したマフラーを外から見たのがこちら。レーシーさを求めた結果の素っ気無い出口。パッと見ただけではチタン製に見えません。しかし内側は、このようにチタンの溶接の軌跡が美しい逸品。これだけで一杯飲めます。私は下戸なのでお酒ではなく珈琲ですが。  スペース的に厳しい車体の都合上、複雑な曲線になってしまう対応の溶接が凄いことに。これは完成まで時間が掛かってしまった原因でもあります。

しかし待っただけのことはある素晴らしい仕上がりに個人的には大満足。もちろんマフラー交換したので排気音にも変化がありました。フルチタンマフラーの動画はこちら。

純正と比較するとこもり音が減少して少し高音になっています。スポーツモードにするとレスポンスがさらに良くなりアクセルを踏む気分が上がります。

帰りの高速でその出来栄えを堪能しました。嬉しくてついつい回転を上げて走ってしまいました。 引き取りに伺ったのが午後だったので帰りはすっかり夜に。あやしい色のこのクルマは暗くなってからのほうが雰囲気が出る気がします。

久しぶりのUltima GTRに新しいカスタムパーツ。すっかり浮かれて次の日もドライブです。

選んだルートは鬼怒川温泉と塩原温泉を結ぶ山道の「もみじライン」。名前の通り紅葉が目玉の元有料道路で頭文字Dにも出てきた峠道です。

チタンマフラーにして実際に走行した様子の動画です。

紅葉はもうピークは過ぎていましたが走るだけでも十分に楽しかったです。

北関東はしっかり雪が降るそうなので十二月には乗れなくなってしまうと思いますが、それまではなるべく乗りたいと思うドライブでした。