My Ultima GTR

2019-07-18

このクルマは「Ultima GTR」

「何? このクルマ?」とよく聞かれるので基本的な情報がわかるようなページを作ることにしました。

加えて車種名をネットで検索するといくつか情報が出てくるのですが中には間違っているものもあり、自分のクルマのことが間違った認識であれこれ言われるのは困るので正しい情報を広めるためでもあります。

QRコードを作成して車両に貼り付けておけば、それを読み込めば持ち主である私に尋ねなくてもいいし、その場に私が居なくても正しい情報が伝わるので好都合です。

イギリスの自動車メーカーが製造

Ultima Sports Ltd(ウルティマ?アルティマ?どちらなのかいまいち不明確)という小さな会社が作っているスポーツカー。 メーカーについての詳細はこちら。

「Ultima GTR」はキットカーと呼ばれる購入者が組み立てる事も可能なクルマで、メーカーが提示する仕様以外のものも多く存在します。自分のウルティマはメーカー本社で組み上げられた一台です。

自分の「Ultima GTR」スペック

全長・・・ 4000 mm

スポーツカーだと一番近いのがアルファロメオ「4C」の3990 mm、 マツダ「ロードスター」(ND型) だと3915 mm。一般的な車種だとトヨタ「アクア」が3995 mmなのでコンパクトカーサイズの長さ。

全幅・・・ 1850 mm

新しいトヨタ「スープラ」が1865 mm。よく見かける車種であるマツダ「CX-5」が1840 mm。コンパクトカーではなく少し大きいサイズ。ポルシェ「911」(992型)が1852 mmなのでほぼ同じ幅。

全高・・・ 1070 mm

かなり低いです。よく目にするスポーツ化の代表としてマツダ「ロードスター」(ND型)が1235 mm。ホンダ「S660」が1180 mm。ランボルギーニ「アヴェンタドール」で1136 mmとそれよりも低いので乗り降りに苦労する低さ。ちなみに同じ高さの 1070 mm はあの、ランボルギーニ「カウンタック」。「ミウラ」は1050 mmでさらに低いです。

「平べったいクルマ」というのがパッと見ての第一印象です。

乾燥重量・・・ 980 kg

鋼管パイプフレームの車体に強化プラスチックのボディで、とてもシンプルな装備のため軽量です。

マツダ「ロードスターS」(ND型)が990 kgで同じくらい。ランボルギーニで一番軽い 「ウラカン ペルフォマンテ 」だと1380 kg。

最高出力・・・511馬力

エンジンはゼネラルモーターズ社「GM」製の7,0リッター「LS7」と呼ばれる自然吸気(NA)で511馬力を発生するV型8気筒エンジンを座席のすぐ後ろ(リアミッドシップ)に縦置きで搭載しています。このエンジンはシボレー「コルベット Z06」(C6型)に搭載されていたものがベースになっています。 最高出力の近い自然吸気車としては ポルシェ 911 GT3 RS(2019年)520馬力があります。

最高速度・・・約325 km/h

これはメーカー公称の数値ではなく馬力やギア比等の数値から導き出した数字です。なので実際に出るかどうかは分かりませんが、理論上は出るんじゃないかな? くらいのおおまかな数値になります。ちなみにトランスミッションはポルシェ「911」用のマニュアルトランスミッションが搭載されています。

クルマとしての特徴

走行性能に特化

小さくて軽い車体に高出力のエンジンを搭載という点からも分かるように、速く走ることを第一に考えて作られたクルマです。(トップレンジのGTR720というモデルはいくつもの世界記録を更新したほど)

レーシングカーを公道で

グループCというかつて存在したレースカテゴリーに参戦していた車両たちをモチーフにしているので見た目はレーシングカー。合法的に公道走行可能なロードカーですが並行輸入車の登録が厳しくなった現在は新規に登録するのは困難だそう。

電子制御や安全装備は皆無

最近の市販者には当たり前のエアバックやABS(アンチロックブレーキシステム)すら装備されていません。なので横滑り防止機能やトラクションコントロールシステム(TCS)も当然ながら存在しません。

安全装備といえるのは頭上のロールバーと四点式シートベルトくらいなものです。

ハイパワーなミッドシップで後輪のみ駆動、補助装備は無しという硬派なクルマなので雨の日や冬場は怖くて乗れません。

快適装備は少し

パワーステアリング無し、所謂「重ステ」

パワーウィンドウ無し、というより窓は開きません。料金所やドライブスルー等の窓を開けるような場面ならドアを開けばよい、というメーカーのありがたいお言葉。 だからエアコンは装備されています。(ついてないと死んでしまうがオンにしないと駄目な暑さ寒さのときは乗ってはいけないと思う)

リアウィンドウ無し、後方視界は両サイドのミラーで十分とのこと。でも法規の関係かバックミラーはついてます。もちろん後方は見えないのでバックモニターをその上に装着。

オーディオ無し、ナビはもちろんラジオもありません。

結局のところ快適装備はエアコン、サイドミラーの電動調節機能、フロントウィンドウオッシャーだけです。あとETCは無しだと不便すぎるのでつけました。

日本には何台かいる

まさに変態的なクルマなので日本には正規の代理店はありません。GTRの一つ前のモデルであるウルティマ スポーツという車種は業者が何台か輸入したそうですがGTRは規制を通過させるのが大変なのでその業者では取り扱いがありませんでした。

ただ、ネット上で二、三台の日本のナンバーをつけた車両を見つけたので自分のウルティマ以外も存在はしているようです。

その潔さにやられて

良く言うとスパルタン、硬派なクルマ。悪く言えば何もついてない、時代遅れのクルマ。しかし、そのあまりにも潔い諦めっぷりは同時に個性となって魅力的だと自分は感じています。

スペックだけを見れば2019年でも一線級ですが速く走らせようとするとかなり難しいクルマです。いまどきの何でも機械が助けてくれるスーパーカー、スポーツカーと違って加速、減速、旋回においてのほぼ全てをドライバーがコントロールし、クルマの有り余るパワーを御することが求められます。なのでレーサーでもない自分は一生、このクルマの真の性能を引き出せないかもしれません。

速いクルマですがその速さだけに目を向けて、それだけを追い求めることのないお付き合いをしていこうと思っています。

どこかで見かけたらよろしく!